イベントレポート
世界の医療と人々の健康に貢献する。
これまでの常識や枠組みにとらわれず、人々が待ち望むもの、
そしてその期待を超えていくものを継続的に生み出す。
これらを可能にするのがイノベーションです。
「CHUGAI INNOVATION DAY」は、企業、アカデミア、行政のリーダーが
一堂に会し、ヘルスケア領域のR&D、DX、オープンイノベーションにおける取り組みや
トレンドをご紹介するオンラインカンファレンスです。
同時に、そこに横たわる課題、および、課題解決のための共創の方向性についても議論します。
イノベーションは異なるもの、多様なもの、新しいものの融合によって生まれます。
より良い未来・持続可能な社会の実現に向けて、さまざまなアイデアや、
連携を考えていきましょう。
日本発の革新的なヘルスケアイノベーションへ。
皆さまのご参加をお待ちしております。
DAY1のテーマは製薬R&Dとイノベーションです。感染症、がん、自己免疫疾患などあらゆる病気の克服に向けて、薬・ワクチンの開発、高度な個別化医療の実現が望まれています。研究・早期開発をビジネスにつなげるスピード、成功確率を上げるには? 継続的なイノベーション創出に向けたヒントを探ります。
オープニング
中外製薬株式会社
代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)
奥田 修 Osamu Okuda
- オープニング
奥田 修 Osamu Okuda
中外製薬株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)
1987年
中外製薬 入社
2008年
ライフサイクルマネジメント第二部長
2009年
ライフサイクルマネジメント第二部長 兼 ライフサイクルリーダー
2011年
ロシュ・プロダクツ・アイルランド社長
2013年
営業本部 オンコロジーユニット長
2014年
執行役員 営業本部 オンコロジーユニット長
2015年
執行役員 経営企画部長
2017年
上席執行役員 経営企画部長
2018年
上席執行役員 プロジェクト・ライフサイクルマネジメント
共同ユニット長
2020年
代表取締役社長(現任)
最高執行責任者(COO)
2021年
最高経営責任者(CEO)(現任)
司会進行
中外製薬株式会社
プロジェクト・ライフサイクル
マネジメントユニット 科学技術情報部長
石井 暢也 Nobuya Ishii
- 司会進行
石井 暢也 Nobuya Ishii
中外製薬株式会社 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット 科学技術情報部長
1992年岡山大学大学院薬学研究科修了。同年日本ロシュに入社。2002年ロシュ社バーゼル研究所に出向し、バイオマーカー研究に従事したのち、ロシュと中外製薬の戦略的提携により中外製薬に転籍。がん領域グローバルプロジェクトリーダー、R&Dネットワーク統括マネージャーを経て、17年より現職。博士(薬学)。
11:10 - 12:40
異業種連携による個別化医療の未来
製薬業界の枠を超え、生活者に最適なものを提案する個別化の取り組みを紹介。遺伝子、腸内環境、脳波など一人ひとり異なる生体情報に合わせた個別化医療への応用、異業種連携の可能性を話し合います。
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皮脂RNAを活用した美容分野のパーソナライゼーション
花王株式会社 生物科学研究所 グループリーダー
大矢 直樹
Naoki Oya大矢 直樹 Naoki Oya
花王株式会社 生物科学研究所 グループリーダー
異業種連携による個別化医療の未来
皮脂RNAを活用した美容分野のパーソナライゼーション
高校時代をタイ・バンコクで過ごし、2009年東北大学大学院生命科学研究科修了。同年花王株式会社に入社。生物科学研究所にて毛髪を中心とした化粧品の基盤研究に従事し、2013年より米国駐在。帰国後、花王の独自技術「RNAモニタリング」を美容領域へ活用する研究開発を担当し、International Federation of Societies of Cosmetic Chemists (IFSCC)等で口頭発表。21年より現職。
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腸管メタゲノミクス〜DXから橋渡し研究、そして全分野への応用〜
大阪公立大学大学院医学研究科・医学部 ゲノム免疫学/東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターメタゲノム医学分野 教授/特任教授
植松 智
Satoshi Uematsu植松 智 Satoshi Uematsu
大阪公立大学大学院医学研究科・医学部 ゲノム免疫学/東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターメタゲノム医学分野 教授/特任教授
異業種連携による個別化医療の未来
腸管メタゲノミクス〜DXから橋渡し研究、そして全分野への応用〜
1997年大阪市立大学医学部医学科卒業、2004年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)、2012年東京大学医科学研究所特任教授、千葉大学大学院医学研究院教授を経て、2018年より現職(2022年より大学統合により名称変更)。腸管型樹状細胞を基盤とした粘膜ワクチンの開発と、ファージを駆使し、腸内制御による内科疾患の新規治療法の開発を目指している。
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人の内面を識る 感情センシング技術とそのビジネス展望
(株)デンソーテン 新事業推進本部イノベーション創出センター プロジェクトリーダー
村下 君孝
Kimitaka Murashita村下 君孝 Kimitaka Murashita
(株)デンソーテン 新事業推進本部イノベーション創出センター プロジェクトリーダー
異業種連携による個別化医療の未来
人の内面を識る 感情センシング技術とそのビジネス展望
1989年4月 富士通(株)入社。富士通研究所にて静止画像圧縮、ロスレス圧縮技術、携帯電話向け画像処理技術、車載カメラセンシング技術の開発および製品化に従事。2018年より、株式会社デンソーテンにて、車載AI技術および感情センシング技術を開発。携帯電話の電子手振れ補正機能や、車載機向け接近物検知機能付きパノラミックビューモニターなど、数々の製品に搭載されたコア技術の開発を主導。現在は、エッジAIや人間理解などの技術開発プロジェクトのリーダーとしてデンソーテンの先端技術開発を主導。
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モデレーター
中外製薬株式会社 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット 科学技術情報部長
石井 暢也
Nobuya Ishii- モデレーター
石井 暢也 Nobuya Ishii
中外製薬株式会社 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット 科学技術情報部長
1992年岡山大学大学院薬学研究科修了。同年日本ロシュに入社。2002年ロシュ社バーゼル研究所に出向し、バイオマーカー研究に従事したのち、ロシュと中外製薬の戦略的提携により中外製薬に転籍。がん領域グローバルプロジェクトリーダー、R&Dネットワーク統括マネージャーを経て、17年より現職。博士(薬学)。
13:00 - 14:30
革新的な新薬の創出へ、多様化する創薬モダリティ
様々な疾患、標的分子への適用を可能とする新たな創薬モダリティ開発の取り組み事例を紹介。新たな疾患や、治療に限らない新たな適用の可能性を、各モダリティ技術の多様性に加え、モダリティ技術の組み合わせにおいても議論します。
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モデルナのmRNAパイプライン:数百万人が罹患する疾患から、数十人が苦しむ希少疾患、そして各個人に向けてパーソナライズされた医薬品まで
モデルナ・ジャパン株式会社 代表取締役社長
鈴木 蘭美
Rami Suzuki鈴木 蘭美 Rami Suzuki
モデルナ・ジャパン株式会社 代表取締役社長
革新的な新薬の創出へ、多様化する創薬モダリティ
モデルナのmRNAパイプライン:数百万人が罹患する疾患から、数十人が苦しむ希少疾患、そして各個人に向けてパーソナライズされた医薬品まで
1999 年に、英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンにて医学博士号(Ludwig Institute for Cancer Research 奨学金プログラム)を取得後、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンにおいての博士研究員(ポストドク)の経験を踏まえ、ロンドンでベンチャーキャピタル事業に従事。 その後、エーザイ株式会社のコーポレートビジネスデベロップメント担当執行役を経て、2017 年よりジョンソンエンドジョンソンの製薬部門であるヤンセンファーマ株式会社においてビジネスデベロップメント本部長、並びにメディカルアフェアーズ部門本部長を務めた。
前職はフェリングファーマ株式会社のCEO代表取締役 -
ゲノム編集の最前線
Modalis Therapeutics President and CEO
森田 晴彦
Haruhiko Morita森田 晴彦 Haruhiko Morita
Modalis Therapeutics President and CEO
革新的な新薬の創出へ、多様化する創薬モダリティ
ゲノム編集の最前線
キリンビール(現 協和キリン)にてバイオ医薬品、スロンボポイエチンの研究開発に従事後、ブーズ・アンド・ハミルトン(現 PwC Strategy &)で企業の経営戦略コンサルティングに携わる。その後抗体医薬を開発するベンチャーおいて経営企画、事業開発および米国法人の立ち上げとマネジメントに貢献した後、2006年に株式会社レグイミューン(REGiMMUNE)を設立し、CEOとしてGvHD治療薬の開発を米国第2相臨床試験まで指揮。2年のサバティカルを経て2016年にゲノム編集技術を用いて遺伝子治療薬を開発するモダリス社設立。代表取締役CEOに就任。4年半で当社をマザーズ上場に導く。東京大学工学部卒業 同大学院修了
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中外製薬におけるモダリティ技術を活用した創薬(兼 モデレーター)
中外製薬株式会社 トランスレーショナルリサーチ本部長
井川 智之
Tomoyuki Igawa- モデレーター
井川 智之 Tomoyuki Igawa
中外製薬株式会社 トランスレーショナルリサーチ本部長
革新的な新薬の創出へ、多様化する創薬モダリティ
中外製薬におけるモダリティ技術を活用した創薬
2001年に東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻卒業後、中外製薬(株)入社。プロジェクトリーダーとして複数の抗体治療薬を創製。中外の基幹技術となった様々な抗体エンジニアリング技術を開発し、それらを活用した創薬プロジェクトを数多く立ち上げ、技術ドリブン創薬を牽引。2016年にバイオ医薬研究部長、2017年に抗体・中分子技術を活用した創薬に特化したシンガポールのChugai Pharmabody Research Pte.Ltd.のCEOに就任。2021年に帰国し、全ての中外創製品の早期臨床開発を担うトランスレーショナルリサーチ本部長就任。
15:00 - 16:30
日本発のヘルスケアエコシステム、持続的な共創に向けて
国内外のバイオベンチャーエコシステムに関わるステークホルダーが登壇。「スタートアップx製薬企業」による協創の可能性、持続的な日本発ヘルスケアエコシステム構築に向けた課題と今後の展望について議論します。
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モデレーター
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J) 事務局長
高橋 俊一
Shunichi Takahashi- モデレーター
高橋 俊一 Shunichi Takahashi
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J) 事務局長
1993年に製薬企業に研究員として入社、2度の経営統合を経てバイエル薬品(株)所属となる。主に新規創薬プロジェクトの探索と検証を担当。特にバイエルでは神戸リサーチセンター・主幹研究員として再生医療及びiPS細胞研究にも関わった。その後、同社開発本部・プロジェクトマネジメント・循環器領域マネジャー、メディカルアフェアーズ・プライマリーケア部長を経て、2014年よりオープンイノベーションセンタージャパン・センター長。同部署をゼロから立ち上げるとともに、外資系製薬企業としては初めてとなる京都大学との包括的提携を主導、また2018年には同社では世界で3か所目となるスタートアップ向けインキュベーター(CoLaborator Kobe)を日本に設立した。バイエルオープンイノベーション・グローバルリーダーシップチームのメンバーとして、日本でのオープンイノベーションを広く主導した。2022年7月より現職。理学博士。
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SPARKが実現するTranslational Scientists Without Borders
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構 ビジネスディベロップメント室 室長/特定教授
小栁 智義
Tomoyoshi Koyanagi小栁 智義 Tomoyoshi Koyanagi
京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構 ビジネスディベロップメント室 室長/特定教授
日本発のヘルスケアエコシステム、持続的な共創に向けて
SPARKが実現するTranslational Scientists Without Borders
”HVC KYOTO”(2016年開始)、“Research Studio powered by SPARK”(2018年開始)など、アカデミア発医療系スタートアップのトレーニングを数多く手掛ける。スタンフォード大学にてTranslational Researchの教育プログラム“SPARK”を設立したMochly-Rosen教授に師事。帰国後は多国籍企業での営業・マーケティング職、創薬、再生医療ベンチャーでの事業開発職を歴任。京都大学、筑波大学で、複数のジョイントベンチャーおよび、スタートアップ企業創出に関わった後、2022年9月より現職。筑波大学つくば臨床医学研究開発機構研究員を兼務。経済産業省プログラム「始動Next Innovator」第1期。大阪大学卒。
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海外VCとのコラボレーションによる日本のヘルスケアエコシステム活性化に向けた取り組み
AN Ventures Founding Partner
吉川 真由
Mayu Yoshikawa吉川 真由 Mayu Yoshikawa
AN Ventures Founding Partner
日本発のヘルスケアエコシステム、持続的な共創に向けて
海外VCとのコラボレーションによる日本のヘルスケアエコシステム活性化に向けた取り組み
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学) 2014年4月マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。製薬企業・医療機器企業の、新規製品上市・マーケティング戦略・新規市場開拓などのプロジェクトに従事。 2016年10月にBeyond Next Ventures社に参画し、バイオテクノロジー、創薬、デジタルヘルス領域への投資、及び海外展開支援を担当。アクセラレーションプログラム及びインキュベーションラボを運営。主な投資先:アークメディスン、マイオリッジ、リベロセラ、キュライオ、MediBuddyなど。現在は当社Venture Partner。 2022年9月、AN Venturesを創業。Founding Partner。
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シンガポールサイエンスエコシステムからの創薬
CHUGAI PHARMABODY RESEARCH PTE. LTD.
CEO/ Research Head嶋田 英輝
Hideaki Shimada嶋田 英輝 Hideaki Shimada
CHUGAI PHARMABODY RESEARCH PTE. LTD.
CEO/ Research Head日本発のヘルスケアエコシステム、持続的な共創に向けて
シンガポールサイエンスエコシステムからの創薬
2004年京都大学大学院工学研究科を卒業、同年ファイザー社に入社し、日本、アメリカの研究所で創薬研究に従事した。2010年に中外製薬株式会社に入社し、これまで炎症、線維症、がん、代謝性疾患の分野で抗体、低分子プロジェクトを指揮した。2017年より、同社の海外研究拠点である中外ファーマボディ・リサーチ・ピーティーイー・リミテッド(シンガポール)における研究を主導。現在は最高経営責任者兼リサーチヘッドとして創薬研究を指揮している。医科学博士。
クロージング
中外製薬株式会社
上席執行役員 プロジェクト・ライフサイクル
マネジメントユニット長
山口 哲弥 Tetsuya Yamaguchi
クロージング
山口 哲弥 Tetsuya Yamaguchi
中外製薬株式会社 上席執行役員 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット長
2001年 内閣府 科学技術政策担当政策統括官付 参事官補佐
2004年 当社入社 経営企画部 戦略提携グループ長
2008年 企画調査部長
2010年 ロシュ・オーストラリア プロダクト レプリゼンタティブ
2011年 ライフサイクルマネジメント第二部長
2012年 事業開発部長
2016年 執行役員 事業開発部長
2020年 上席執行役員 経営企画部長 兼 ファウンデーションメディシンユニット長
2021年 上席執行役員 プロジェクト・ライフサイクルマネジメントユニット長
プロジェクト・ライフサイクルマネジメント(マーケティング)、医薬安全、メディカルアフェアーズ、ファウンデーションメディシン統括
DAY2のテーマは「ヘルスケア×デジタル」によるイノベーション創出です。AI/ロボティクス/BMI、メタバース/Web3.0などデジタル領域のトレンド、企業やアカデミアによる社会実装の取り組みを紹介します。また、医療DXの実現に向け、リアルワールドデータ(RWD)利活用の課題解決について議論します。
CHUGAI DIGITAL ブランドサイトへ
オープニング
中外製薬株式会社
上席執行役員
デジタルトランスフォーメーションユニット長
志済 聡子 Satoko Shisai
- オープニング
志済 聡子 Satoko Shisai
中外製薬株式会社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長
1986年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。官公庁システム事業部、ソフトウエア事業部等で部長を歴任後、IBM Corporation (NY) に出向し、 帰国後2009年に執行役員公共事業部長に就任。その後も執行役員としてセキュリティー事業本部長や公共事業部長を歴任。2019年、執行役員として中外製薬に入社。「社外のパートナーやデジタル人財との共創により、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指します」
司会進行
中外製薬株式会社
デジタルトランスフォーメーションユニット
デジタル戦略推進部長
中西 義人 Yoshito Nakanishi
- 司会進行
中西 義人 Yoshito Nakanishi
中外製薬株式会社 デジタルトランスフォーメーションユニット デジタル戦略推進部長
専門は分子生物学。2005年、鎌倉研究所にバイオロジーの研究員として新卒入社。10年以上創薬研究に従事し、博士号取得。米Genentech社ではバイオマーカーを研究。30代でデジタル戦略推進部長に就任する以前は、抗がん剤開発のグローバルプロジェクトリーダー/ライフサイクルリーダーとして部門横断チームを率いる。「ビジネス×デジタルで新しい価値創造をリードします」
10:05 - 11:35
AI/ロボティクス/BMI 「ヘルスケア×デジタル」の最前線
脳と機械を接続するBMI技術で人の身体機能を補助する取り組み、ロボットと研究員が共同作業する未来型ラボ、バイオフィードバックで人の認知行動に働きかけるセラピーロボットについて紹介。AI/ロボティクス/BMIなどデジタル技術トレンド、社会実装における課題や展望を議論します。
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ブレイン・マシン・インターフェースが拓く医療とヘルスケア
慶應義塾大学理工学部生命情報学科 教授 株式会社LIFESCAPES 代表取締役社長
牛場 潤一
Junichi Ushiba牛場 潤一 Junichi Ushiba
慶應義塾大学理工学部生命情報学科 教授 株式会社LIFESCAPES 代表取締役社長
AI/ロボティクス/BMI 「ヘルスケア×デジタル」の最前線
ブレイン・マシン・インターフェースが拓く医療とヘルスケア
2001年、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。2004年、博士(工学)取得。同年、慶應義塾大学理工学部生命情報学科に助手として着任。2007年同専任講師、2012年同准教授を経て、2022年より現職。2014~2018年、慶應義塾大学基礎科学・基盤工学インスティテュート(KiPAS)主任研究員。2019年より研究成果活用企業Connect株式会社代表取締役社長を兼務。共著書に『バイオサイバネティクス 生理学から制御工学へ』(コロナ社)がある。The BCI Research Award 2019, 2017, 2013, 2012, 2010 Top 10-12 Nominees、文部科学省「平成27年度若手科学者賞(ブレインマシンインターフェースによる神経医療研究)」ほか、受賞多数。
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人と機械の融和の時代におけるロボット・AI・センシングテクノロジー
オムロン サイニックエックス 代表取締役社長
諏訪 正樹
Masaki Suwa諏訪 正樹 Masaki Suwa
オムロン サイニックエックス 代表取締役社長
AI/ロボティクス/BMI 「ヘルスケア×デジタル」の最前線
人と機械の融和の時代におけるロボット・AI・センシングテクノロジー
1997年立命館大学 理工学研究科 博士後期課程了(博士(工学))。同年オムロン株式会社に入社し、画像・光センシングの研究開発に従事。2008年同技術本部の技術専門職を経て2018年より現職。2022年よりオムロン株式会社 技術・知財本部長兼現職。奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域 客員教授、及び九州工業大学 生命体工学研究科 客員教授兼任。
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人の心を豊かにするアザラシ型ロボット「パロ」 世界の医療・福祉分野での活躍
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 上級主任研究員
柴田 崇徳
Takanori Shibata柴田 崇徳 Takanori Shibata
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 上級主任研究員
AI/ロボティクス/BMI 「ヘルスケア×デジタル」の最前線
人の心を豊かにするアザラシ型ロボット「パロ」 世界の医療・福祉分野での活躍
1967年富山県生。92年に名古屋大学大学院電子機械工学専攻を修了、博士(工学)。93年に通商産業省工業技術院機械技術研究所(2001年~産業技術総合研究所)に入所、アニマル・セラピーを参考に、ロボット・セラピーを提唱し、動物型ロボットの研究開発を開始。95~98年にマサチューセッツ工科大学人工知能研究所で研究員を兼任、基礎研究を行い、第1世代のアザラシ型ロボット・パロを開発。帰国後、パロの改良と、国内外で臨床研究を実施。04年に株式会社知能システムを設立、05年に国内で第8世代のパロを市販化。09年に福祉機器としてCE認証等を得てEUにパロの輸出を開始、また米国でFDAから「バイオフィードバック医療機器(クラス2)」の承認を得て市販化。09、10年に内閣府政策統括官(科学技術政策・イノベーション担当)付参事官(情報通信担当)付、および社会還元加速プロジェクト(在宅医療・介護担当)を併任。13年~東京工業大学情報理工学院情報工学系特定教授とマサチューセッツ工科大学高齢化研究所客員フェローを併任。21年からEU向け医療機器版パロの輸出開始、22年にはウクライナの避難者の「心の支援」でもパロを活用。
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モデレーター
中外製薬株式会社 デジタルトランスフォーメーションユニット デジタル戦略推進部長
中西 義人
Yoshito Nakanishi- モデレーター
中西 義人 Yoshito Nakanishi
中外製薬株式会社 デジタルトランスフォーメーションユニット デジタル戦略推進部長
専門は分子生物学。2005年、鎌倉研究所にバイオロジーの研究員として新卒入社。10年以上創薬研究に従事し、博士号取得。米Genentech社ではバイオマーカーを研究。30代でデジタル戦略推進部長に就任する以前は、抗がん剤開発のグローバルプロジェクトリーダー/ライフサイクルリーダーとして部門横断チームを率いる。「ビジネス×デジタルで新しい価値創造をリードします」
12:30 - 14:00
医療ビッグデータ活用で目指す、四方良しの医療DX
日常診療から得られるリアルワールドデータ(RWD)をはじめ、医療ビッグデータの利活用が期待されています。データ活用で医薬品開発の促進、国民のQOL向上、国の医療費削減につなげる取り組みを紹介。法規制や普及に向けての課題を見直し、日本の医療DX実現に向けた議論をします。
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健康医療産業はデータヘルスで持続可能な長寿社会に貢献する
東京大学未来ビジョン研究センター データヘルス研究ユニット 特任教授
古井 祐司
Yuji Furui古井 祐司 Yuji Furui
東京大学未来ビジョン研究センター データヘルス研究ユニット 特任教授
医療ビッグデータ活用で目指す、四方良しの医療DX
健康医療産業はデータヘルスで持続可能な長寿社会に貢献する
東京大学大学院医学系研究科修了、医学博士(2000年取得)。専門は予防医学。 30代のときに過疎地の「出前医療」に魅せられ、基礎医学から予防医学に転向。 持続可能な長寿社会の構築に向け、産官学連携のもと研究、教育、政策提言に取り組む。 2015年からは政府の経済財政諮問会議専門委員として骨太方針等の策定過程に関わり、政策と現場の取り組みとのつながりや、実証研究の大切さを再認識する。 東京都生まれ。中学生の娘、高校生の息子を持つ。趣味は水泳、ライブ歌唱、旅行。
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政府が見すえる医療DX ~次世代医療基盤法による医療ビッグデータの活用~
内閣府健康・医療戦略推進事務局 次長
西村 秀隆
Hidetaka Nishimura西村 秀隆 Hidetaka Nishimura
内閣府健康・医療戦略推進事務局 次長
医療ビッグデータ活用で目指す、四方良しの医療DX
政府が見すえる医療DX ~次世代医療基盤法による医療ビッグデータの活用~
1993年経済産業省入省。以後、中小企業政策、産業政策、安全保障政策、産業技術政策、エネルギー政策など幅広い政策分野の企画立案に従事。経済産業副大臣秘書官、在カナダ日本国大使館参事官(経済担当)、新エネルギー・産業技術総合開発機構技術戦略研究センター次長などを歴任後、2021年7月より現職。
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医療DXにおけるデータプロバイダの役割と将来像
株式会社JMDC 取締役副社長兼CFO
山元 雄太
Yuta Yamamoto山元 雄太 Yuta Yamamoto
株式会社JMDC 取締役副社長兼CFO
医療ビッグデータ活用で目指す、四方良しの医療DX
医療DXにおけるデータプロバイダの役割と将来像
ボストンコンサルティンググループにてコンサルティング業務を経験。司法修習(2014年弁護士登録)を経て、2012年よりノーリツ鋼機株式会社のグループ会社に参画し、2015年にノーリツ鋼機株式会社の取締役CFOに就任。2013年に株式会社JMDC取締役、2019年に株式会社JMDCのCFOに就任。
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問題提起/モデレーター
中外製薬株式会社 デジタルトランスフォーメーションユニット デジタル戦略推進部長
中西 義人
Yoshito Nakanishi- モデレーター
中西 義人 Yoshito Nakanishi
中外製薬株式会社 デジタルトランスフォーメーションユニット デジタル戦略推進部長
専門は分子生物学。2005年、鎌倉研究所にバイオロジーの研究員として新卒入社。10年以上創薬研究に従事し、博士号取得。米Genentech社ではバイオマーカーを研究。30代でデジタル戦略推進部長に就任する以前は、抗がん剤開発のグローバルプロジェクトリーダー/ライフサイクルリーダーとして部門横断チームを率いる。「ビジネス×デジタルで新しい価値創造をリードします」
14:30 - 16:00
メタバース/Web3.0 ‐変革する医療・ヘルスケア
VRを活用した医学教育、手術支援、デジタル治療などの取り組みが進んでいます。医療機器ベンチャーのリーダーが先端事例を紹介。デジタルアーキテクトの専門家も講師に迎え、医療分野でも活用が期待されるメタバース、Web3.0の状況を俯瞰しながら、これらのテクノロジーのヘルスケアにおける可能性や課題を紐解きます。
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Web3 メタバースの現在と未来(兼 モデレーター)
一般社団法人Metaverse Japan 代表理事
馬渕 邦美
Kuniyoshi Mabuchi- モデレーター
馬渕 邦美 Kuniyoshi Mabuchi
一般社団法人Metaverse Japan 代表理事
メタバース/Web3.0 ‐変革する医療・ヘルスケア
Web3 メタバースの現在と未来
2009年:世界No2広告代理店グループのオムニコムのデジタル・エージェンシーTribal DDB Tokyo ジェネラル・マネージャーに就任。日本における事業の立ち上げを成功させる。
2012年:WPPグループである世界No1広告代理店オグルヴィ・ワン・ジャパン株式会社、ネオ・アット・オグルヴィ株式会社の代表取締役に就任。オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャ パン・グループのデジタルビジネスを牽引。グループの再生を成功させた。
2016年:オムニコム・グループのNo1PRエージェンシーであるフライシュマン・ヒラード SVP&Partner。
2017年:PwCコンサルティング合同会社のエグゼクティブ・アドバイザー就任。
2018年:Facebook Japan Director / 役員に就任
インスタグラムの日本における3500万MAU、世界第2位の達成、APACにおけるNo1のJapan Revenue Growthを成功させた。
2020年よりPwC コンサルティング合同会社パートナー
一般社団法人Metaverse Japan 代表理事
東京大学工学部産学連携協議会委員
書籍:
2013年 データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」 日経BP社
2016年 ブロックチェーンの衝撃 日経BP社
2022年 東大生も学ぶ「AI経営」の教科書 東洋経済新報社
2022年 Web3新世紀 デジタル経済圏の新たなフロンティア 日経BP社 -
医療でのXR、メタバース実践事例の紹介及び展望
Holoeyes株式会社 取締役CTO
谷口 直嗣
Naoji Taniguchi谷口 直嗣 Naoji Taniguchi
Holoeyes株式会社 取締役CTO
メタバース/Web3.0 ‐変革する医療・ヘルスケア
医療でのXR、メタバース実践事例の紹介及び展望
横浜国立大学建設学科船舶海洋工学コース卒業 CGスタジオのR&D部門を経てフリーランスとして独立、3Dプログラミングを軸にコンソールゲーム、インタラクティブ展示、スマートフォンアプリ、ロボットアプリケーション、VRアプリの企画開発を行う。 インターネットで共同創業者の外科医と出会い、医療VRアプリのプロトタイピングを開始、その後2016年10月にHoloEyes株式会社を設立。
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VRセラピストと人で創る新しい精神科医療の未来
株式会社ジョリーグッド DTx事業部 上級医療統括顧問
蟹江 絢子
Ayako Kanie蟹江 絢子 Ayako Kanie
株式会社ジョリーグッド DTx事業部 上級医療統括顧問
メタバース/Web3.0 ‐変革する医療・ヘルスケア
VRセラピストと人で創る新しい精神科医療の未来
筑波大学医学専門学群医学類卒業。国立精神・神経医療研究センターにて精神科臨床に携わりつつ、うつ病、不安症、強迫症、統合失調症、発達神経症等の精神疾患や周産期メンタルヘルスに対してCBTを用いた臨床・研究・研修に従事する。東京医科歯科大学大学院にて認知行動医学系博士課程卒業。 2014年からは、厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザーとして、医療従事者に対してCBTの実践教育を手がけている。2021年より、代表上路の目指すビジョンに共感し、高精度なVRソリューションによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニー「ジョリーグッド」に入社。 現在、帝人ファーマや大塚製薬などとのプロジェクトに参加し、全ての患者さんをテクノロジーのチカラで助けるという目標のため日々邁進している。
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ヘルスケア・製薬産業におけるweb3/メタバース活用の可能性
中外製薬株式会社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長
志済 聡子
Satoko Shisai志済 聡子 Satoko Shisai
中外製薬株式会社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長
メタバース/Web3.0 ‐変革する医療・ヘルスケア
ヘルスケア・製薬産業におけるweb3/メタバース活用の可能性
1986年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。官公庁システム事業部、ソフトウエア事業部等で部長を歴任後、IBM Corporation (NY) に出向し、 帰国後2009年に執行役員公共事業部長に就任。その後も執行役員としてセキュリティー事業本部長や公共事業部長を歴任。2019年、執行役員として中外製薬に入社。「社外のパートナーやデジタル人財との共創により、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指します」
クロージング
中外製薬株式会社
上席執行役員
デジタルトランスフォーメーションユニット長
志済 聡子 Satoko Shisai
- クロージング
志済 聡子 Satoko Shisai
中外製薬株式会社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長
1986年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。官公庁システム事業部、ソフトウエア事業部等で部長を歴任後、IBM Corporation (NY) に出向し、 帰国後2009年に執行役員公共事業部長に就任。その後も執行役員としてセキュリティー事業本部長や公共事業部長を歴任。2019年、執行役員として中外製薬に入社。「社外のパートナーやデジタル人財との共創により、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指します」
名称
CHUGAI INNOVATION DAY 2022
開催日時
2022年11月14日(月)
11:00~16:45
2022年11月15日(火)
10:00~16:15
参加費
無料(事前登録制)
開催場所
オンライン配信
応募対象
ヘルスケア領域のイノベーション、DXに関心のある
社会人・学生
参加方法
Web事前申込
主催
中外製薬株式会社